RSS

何となく書いておこうと思ったこと~Once upon a time in…~

13 5月

かなり昔の話になります。

京都の学校を卒業して,東京で働き始めて半年くらいたった頃のことです。
学生時代働いていた会社の先輩が結婚する,とのこと。
そのパーティにお呼ばれしたので,大阪に行きました。


そこで紹介されたのが,大阪に住むA君です。
彼は私と同じ業界で働いていて,歳も同じだったせいか,すぐに仲良くなりました。
仕事の悩みとか,しょっちゅう長距離電話で話していたような記憶があります。
でも別に付き合う,とかそーいう展開にはならず,
ただの友達のままで時間が経っていきました。

お互い,その気がなかったワケじゃないと思いますが。
ある日の電話で,私が会議中あまりにも頭にきたので,上司の意見に反論した,
という話をしたところ,彼はものすごい勢いで怒ったんです。
「いくら自分の意見が正しくても,それは会議の場で反論すべきことではない。
相手は目上の人である。」
私だって,理由もなく反論したわけではないし,それなりに考えた結果の
意見だったわけで,きっと彼に言えば理解してくれるかな,と思って話したので,
彼の反応にびっくりしてしまい,電話口で泣いてました。
かなりの勢いで泣いたような記憶があります。

でも,まあ,何ていうか,彼の言うことももっともなんですよね。
当時はそこそこ仕事がわかるようになってきて,1人で何でもできる気分になって,
調子づいてた故の行動だったんでしょう。
それを気づかせてくれた,というのは,今思えば非常にありがたいことなんですが。

そのときの電話は,「すまん,俺も言い過ぎた」と言われ,終わりました。

しばらくそんな電話のやり取りをしたり,お互い会いに行ったり,
遠距離恋愛カップルの真似事をしていました。
別に付き合ってるってわけじゃないのに。
こっちもそんな気持ちはないし,向こうもそんな気持ちもなさそうだ,と。
まあこのまんまじゃいかんやろ?と思い,ある日の電話で聞いてみました。
「私はアンタの何なんだ?」と。

彼のコタエはこうでした。
「手放す(関係を断つ)には惜しい女だと思ってる。」

まあそんなもんでしょう。ってかこっちも似たような気持ちだったので…。

そのうち,段々電話の本数が減り,ついには電話もしなくなりました。
私の質問をきっかけに気持ちが離れて行ったような気もするし,
私もホッケーを始めたり,と,ちょうどお互い,
忙しくなった時期も重なっていたんだと思います。

そして,年明けに年賀状が届きました。
そこには仕事姿の彼の写真にヒトコト,こう添えてありました。
「最近,大事にしたいと思う子ができました」

彼はずうっと音楽をやってて,ギターの腕前はかなりのもの。
家でも暇さえあればちゃらちゃら弾いていたのを覚えています。
仕事の傍ら,今でもちょこちょこいろんなライブハウスに出たりしてるようですが,
当時は,あまりにもその音楽にのめり込み過ぎて,
付き合った女の子に逃げられることが多かったそうです。
「次に付き合う女の子は,絶対大事にしてあげたいねん。」
それが彼の口癖でした。

その年賀状を見たときの感想は「知るか!」でした。
そんなん私に報告すんなや!宛て付けかい!勝手にせえ。
と思いましたが,それでもテキトーに返事を書いたような気がします。

また時が経ち,その年の暮れ,私はサンフランシスコを旅していました。
ある日,宿のネット端末(当時は自分のPCを持っていなかった)を見ると,
彼からのメールが1通,届いていました。
何やねん,今さら,と思い,開いてみると,

「元気ですか?その後,仕事頑張ってますか?

こちらは11月に結婚しました。

何とかやっています。」

………(-“-)

死ね!

天誅Ψ(`д´)Ψ

この世の全ての呪いを,ヤツらに!!

別にスキではなかったはずなのに,自分だけ幸せになりやがってちくしょー!
とでも思ったんでしょう。
それに,当時は認めたくなかったのでしょうけど,今思えば
「大事にしたい」と言っていた対象が「私」ではなかった
という「結論」に対する,精一杯の抵抗だったのかもしれません。

直下的に頭にきた私は,精一杯の呪いを込めて,返事のメールを送りました。
その端末は日本語が入力できなかったので,ローマ字で,たった1行。

「WATASHI JA NAKUTE YOKATTA-JAN」

=========
時が過ぎ,既にネタと化したこの話を人にすると
「ローマ字,コワイから。マジで怖いから!!」
とよく言われます。

その後,呪いが通じたかは知りませんが,彼からの連絡は一切ありません。
生きていることは間違いなさそうですが,まあ,勝手にやってくださいよ,と。

私は私で,なんとなく頑張ってんねん。
きっと,アンタ以上に充実した日々をすごしてるよ。ばーか。

そんなこともあったよなぁ,と,今日ふっと思い出して
理由もなく切なくなったので,体育会の定番「この痛みを忘れるな!!」と思い,
ブログにまとめておきました。

どんなに強がりを言っても,結局痛みは消えないもんだなぁ,アハハ。

広告
 
コメントする

投稿者: : 05/13/2007 投稿先 日々の暮らし

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中